景況感は平均値より厳しい結果

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即効性の高い取り組みを重視

今回はインテリア専門店の中心業態である前売り業態に絞った形で紹介する。  まず景況感であるが「繁盛」「上向き」が12.5%にとどまった。一方、「下向き」「衰退」との回答の合計が約3割にのぼった。全体の景況感で「繁盛」「上向き」が約3割、逆に「下向き」「衰退」が約17%だったことを考えると、業態別として前売り業態の厳しさが浮き彫りとなった。  コロナ禍によるインテリア需要の高まりも一服、もっともその恩恵を受けていた前売り業態の景況感が低下したということだろう。  その中で、エンドユーザーへの訴求をどのように行っていくのか、というのがQ2「販促・営業で強化している施策」であるが、全体と比較して「ホームページ・ブログでの情報発信」(70.8%)がかなり多くなっているのがわかる。また「新聞折込チラシ」(25.0%)、「ポスティングチラシ」(16.7%)が全体数値を上回っており、フリーユーザーへの販促強化の取り組みが行われていることが伺える。一方、「SNS集客・情報発信」(50.0%)、「顧客向けDM」(33.3%)については全体数値と同等、およびやや低い数値となっており、これらの時間のかかる取り組みよりも即効性を重視する傾向がみられる。  Q3「SNS・動画サイトの中で積極的に活用するもの」では、「インスタグラム」(75.0%)がさらに高い数値になっている。


 

 

インテリアビジネスニュース(第817号)より引用