コーディネートのポイント
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リラックスするお部屋のインテリアコーディネート
リラックスするお部屋のインテリアコーディネートには、法則があります。その法則とは、 「上(天井)が明るく、下(床)が暗いと、安定感を感じてリラックスする」 という、部屋の中で光(明るさ)が人間に与える影響を表した法則です。これは人間の生理的な感覚のひとつで、自然環境と、色の心理現象が大きく関わっています。
上が明るく下が暗い…太陽は上にあるから、空の方が明るいですよね。白は明るい色なのでかるく感じ、黒は暗い色なので重く感じます。 こんな理由から、上が明るくて、下が暗いと、安定感を感じてリラックスできるんです。
自然環境に似た状況で人間はリラックスします。 この法則は、本能的なことでもあるので、 既に無意識に使っているかも知れません。でも、インテリアコーディネートは意識的に行って、無意識的に良い印象を与えることだと思うので、こういった法則を理解しておくことは、とても大切です。感覚的なことにしっかりとした考えを組み合わせると、インテリアコーディネートの幅が広がって、模様替えがどんどん楽しくなってきます。
アクティブなお部屋のインテリアコーディネート
アクティブなお部屋も、お部屋などの室内における光(明るさ)が人間に与える影響を活用します。
今回は、「リラックスするお部屋」の逆バージョン、アクティブな(動きのある)お部屋についてお話しします。 「人間は、上(天井)が暗く、下(床)が明るいと、不安定感を感じ、動きやすくなる。」 「リラックスするお部屋」が、自然という日常に沿ったものだとすれば、今回の法則は、非日常を表しています。
想像してみてください。夜の公園、空(上)は暗いですよね。そんな中、地面(下)から空に向かって光が出てるとしたら。ムードがある感じませんか?
それは、 自然の法則(上が明るい)に反した、非日常的な光景だからなんです。ムードがある場所って、ドキドキしませんか? このドキドキっていうのは、心が不安定感を感じているということなんですね。(ゆれてるって感じですね)だからべつに、悪い意味ではないです。
それから、非日常的な空間は人間を行動的にします。そして、距離感も普段とは変化してくるので、 せまい部屋とかも、せまいと感じにくくなります。
これらも非日常という、不安定感を感じた結果から出たモノです。「リラックス」、「アクティブ」の法則を知ることにより、今まで感覚的に、ただ感じていたことを、頭の中で意識することができます。
心が落ち着く部屋、心が動く部屋、ちゃんと理由がわかれば演出できるかもしれませんね。インテリアコーディネートの幅が広がる感じがしませんか?